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インディカ米をジャポニカ米にする
2020
スウェーデンで買ったインディカ米, ガラス瓶
サイズ可変(削っていないインディカ米500 g, 削ったインディカ米378 g, 削ったインディカ米から出た粉122 g)
Photo by Ujin Matsuo (the first, second, fourth and fifth photos) and Masatoshi Kaga (the third photo)
500gのインディカ米をジャポニカ米の形に近付けるように一粒ずつ電動ルーターによって削り, その際に出た粉はガラス瓶に詰めた. 削った米と粉を合わせると500 g になる. また, 削ったインディカ米と削っていないインディカ米(500 g)は平行に並べられている.
本作品は, 「ポーコ・ポコ・コーラとポテトイッチプ」に出品
私は, ストックホルムに滞在した2019年7月から2020年3月の間, ほぼ毎日インディカ米を食べていた. 現地の米の主流はインディカ米で非常に安く購入できるが, 日本米(ジャポニカ米)は高価だったからである. しかし, 私は食べ慣れないインディカ米を食べることに最後まで抵抗感があった. これは, 生活の中に存在するほんの一部の抵抗感である.
私は, 以前まで自身のことを, 異文化を受容できる寛容な人間であると信じていた. しかし, たった7ヶ月という期間で, その難しさを知ることになった. 頭では理解することができても, 身体的, 感情的に拒否してしまうのである.
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